トルコの穴場リゾート地!北エーゲ海のアイワルクとは?おすすめの観光スポットを紹介

北エーゲ海に面するアイワルクは、オリーブ栽培が盛んな地域です。
アイワルク周辺にはどこまでも続くオリーブ畑が広がっています。

アイワルクは港町ですが、美しいビーチも多くあります。
特にサルムサクルビーチは、トルコでは人気のリゾート地。

元々ギリシャ人が住んでいたアイワルクには、ギリシャ式の家屋や教会跡などギリシャらしい風景が現在も残っています。
今回は、日本ではあまり知られていない穴場リゾート地アイワルクのおすすめ観光スポットを紹介します。

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アイワルクの場所

チャナッカレとイズミルの中間に位置

アイワルクは、チャナッカレとイズミルの中間に位置しています。
日本発着のトルコ周遊ツアーではチャナッカレとイズミル観光の中継地点として、アイワルクのホテルに宿泊することもあります。

アイワルクにはエーゲ海の島々が近くにあり、ギリシャのレスボス島にはフェリーで渡ることも可能。
目と鼻の先にあるジュンダ島には橋が繋がっていて、気軽に陸路で行くことができますよ。

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アイワルクへの行き方

飛行機で行く場合

最寄りはバルクケスィル・コジャ・セイト空港

アイワルクの最寄りの空港は、バルクケスィル・コジャ・セイト空港(Balıkesir Koca Seyit Havalimanı)。
イスタンブールとアンカラから直行便が出ています。
イスタンブールから約1時間、アンカラからは約1時間20分で着きます。
バルクケスィル・コジャ・セイト空港からアイワルク市内へは、約40km。
バスやタクシーでアクセス可能です。

※2012年、エドレミト・キョルフェズ空港からバルクケスィル・コジャ・セイト空港へ名称が変更されています。

バスで行く場合

トルコ各都市から高速バスが運行

トルコの各都市からアイワルクまでの高速バスが運行しています。
主要都市からの所要時間は下記の通り。
イスタンブールから約7時間半
イズミルから約2時間
チャナッカレから約3時間半
ブルサから約5時間
ベルガマから約1時間

アイワルクのバスターミナル(オトガル)から中心部へは、ミニバスやタクシーでアクセス可能。
アイワルクから一番近い観光地ベルガマからは、高速バスだけではなくミニバスも出ていますよ。
ベルガマ中心部からほど近い、カンタルと呼ばれるミニバス乗り場から乗車できます。
ミニバスの場合、ディキリ経由のため1時間半ほどかかり、かつ高速バスほど快適ではありませんが、高速バスの半値ほどの金額で済みます。

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アイワルクの歴史

ギリシャ人が住んでいた場所

第一次世界大戦が終わるまで、アイワルクにはギリシャ人が住んでいました。
1920年代には、ギリシャとトルコの間で住民交換を実施。
第一次世界大戦後、住民交換はトルコ各地で行われていました。
住民交換の結果、アイワルクにはギリシャの島々や西トラキア地方に住んでいたトルコ人が住むようになります。

アイワルク市内には、ギリシャ人が建てた教会が多数あります。
元々教会だった建物を改修し、モスクに変わった建物も少なくありません。
ギリシャ式の家屋や教会などは現在も見られ、ギリシャ文化が色濃く残る町です。

アイワルクの特産品

上質なオリーブオイルの産地

アイワルクは、農地の約76%がオリーブ畑で、オリーブの一大生産地です。
オリーブオイルも盛んに作られていて、イタリアのオリーブオイル名産地になぞらえ、トルコのトスカーナと呼ばれるほど。

アイワルクのオリーブオイルの特徴は、エキストラバージンオリーブオイルであること。
えぐ味や苦みが少なく、果実の香りが高いオリーブオイルです。
アイワルクのオリーブオイルは質が高いことで知られ、オリーブオイル専門店も多数あります。
イスタンブールなどで買うよりはるかに安い価格で、高品質のオリーブオイルを手に入れられますよ。

※エキストラバージンオリーブオイル・・・オリーブの実を搾ったバージンオイル(一番搾り)のうち、酸度が0.8%以下で特に高品質なもの。

アイワルクのおすすめ観光スポット

ジュンダ島

ギリシャ式の可愛らしい街並み

アイワルクで必ず見ておきたいの観光スポット。
トルコのエーゲ海で4番目に大きい島で、別名アリベイ島とも呼ばれています。
ジュンダ島まで橋がかかっているので、アイワルク市内から陸路でアクセス可能。
ギリシャ式の家屋が建ち並ぶジュンダ島は、カラフルで可愛らしい街並みが楽しめます。
海沿いにはシーフードレストランやカフェ、アイス屋などがあり、通りはとても賑やか。

猫がたくさんいる島としても知られています。
テラス席でごはんを食べていると、足元に人懐っこい猫ちゃんが座っていることも。

海沿いから路地に入ると、少し静かな雰囲気に変わります。
ジュンダ島ではTaksiyarhis教会やAgios Yannis教会など、多くの教会も見られますよ。
アイワルクと言えばオリーブの産地ですが、ジュンダ島にもオリーブオイル専門店がたくさんあります。
都市部に比べると価格も安め。お土産にもおすすめです。

シェイタン・ソフラス

エーゲ海の絶景スポット


出典:Own work, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons

シェイタン・ソフラスとは、「悪魔の食卓」という意味を持つ、エーゲ海の絶景を望めるレストラン。
アイワルク中心部から約10kmのところにあります。
静かな丘の上にあり、ターコイズブルーのエーゲ海に浮かぶ島々を一望できる人気スポット。
レストランの入り口では、その名の通り悪魔の大きなオブジェがお出迎えしてくれます。
トルコ人にアイワルクに行ったと言うと「シェイタン・ソフラスには行ったか」と高い確率で聞かれるのですが、それほど有名な絶景名所。
特に夕日がきれいで、それを目当てに来る観光客もいます。
アイワルクに行ったら、必ず足をのばしたいスポットですね。

ジェンネット・テペスィ

アイワルクの街並みとエーゲ海を望む景勝地


出典:Tutku Çetinel, CC BY 3.0, via Wikimedia Commons

シェイタン・ソフラスに次ぐアイワルクの景勝地であるジェンネット・テペスィ。
ジェンネット・テペスィは、天国の丘という意味です。
丘からはアイワルク市街地やジュンダ島、エーゲ海の島々まで見れますよ。
場所はアイワルク中心部から近く、行きやすい絶景ポイント。
ジェンネット・テペスィには、ほとんど何もなく静かな場所ですが、現在カフェを建設中で待望の休憩スポットができる予定です。

サムルサクルビーチ

トルコ屈指のリゾート地


出典:flickr photo by Filip Maljković

アイワルク中心部から約8kmの距離にあるサルムサクルビーチ。
エーゲ海で最も美しいビーチの一つで、国内外から人気のリゾート地です。
サムルサクルビーチとは、22から成るビーチの総称。 全長は約7kmもあります。
特徴は、ターコイズブルーの美しい海とサラサラの砂浜。
細かい砂でべたつかない砂浜です。
ビーチ沿いには、多くのレストランやバー、ホテルが立ち並び、シーズン中は大賑わい。
その他にも6つのキャンプ施設(2021年時点)もあるので、アウトドアが好きな方にもおすすめのスポットですよ。
ビーチへの入場は無料ですが、サンベットやパラソルは有料です。

タクスィヤルヒス記念博物館

アイワルク最古の教会

15世紀に建てられたアイワルクで一番古い教会です。
1927年以降倉庫として使用されていましたが、2012年に修復され、2013年にタクスィヤルヒス記念博物館として公開されました。

外装はシンプルですが、内部は水色を基調とした華やか造り。
特に、イエス・キリストの人生をモチーフにした大理石や金の装飾が美しく必見です。
地震により、内部は何度か修復作業が行われているため、装飾や壁画が少しずつ変わっていく様子も見られます。
ジュンダ島にもタクスィヤルヒス教会がありますが、そちらの正式名称はラフミ M. コチ博物館。
間違えないよう注意が必要です。

サートリ・ジャーミィ

時計塔があるモスク


出典:Bachelot Pierre J-P, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons

もともとは、19世紀後半にギリシア人によって造られた教会です。
1928年に教会からモスクに改修されました。
当初は教会の鐘楼がありましたが、その後時計塔に変わりました。
そのため、サートリ・ジャーミィ(時計のある塔)と名付けられました。

まとめ

リゾート好きな方におすすめ

アイワルクでは可愛らしい街並みや美しいビーチが楽しめます。
こじんまりとした街で、のんびり滞在できますよ。
時間がある方やリゾート好きな方は、サルムサクル・ビーチもおおすすめです。
エーゲ海に面しているので、魚介類が新鮮なのも嬉しいポイント。
日本人好みのシーフードレストランもあちこちにあるので、食事には困りません。
エーゲ海地方へ行く方は、ぜひアイワルクにも立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

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