トルコの春は旅行を倍楽しめる季節。
あちこちに国花であるチューリップが植えられ、カラフルな街並みを楽しめるからです。
イスタンブールでは、4月にチューリップ祭りが行われます。
中でもおすすめの会場は、エミルギャン公園。
トルコでは言わずと知れたチューリップの名所です。
観光中心地からは少しは離れた場所にありますが、本格的にチューリップ鑑賞したい方にはおすすめスポット。
チューリップ祭り最大の会場、エミルギャン公園について紹介します。
目次
イスタンブール・チューリップ祭りとは?
4月の約1か月にわたって行われるイスタンブール・チューリップ祭り。
会場となるのは、市内約10か所です。
旧市街のギュルハーネ公園やアヤソフィア前のチューリップ絨毯は、観光がてら気軽に立ち寄れるスポット。
会場だけではなく、道路沿いの花壇や広場など、市内のいたるところでカラフルなチューリップを楽しめますよ。
じっくりチューリップを楽しみたい方におすすめなスポットが、エミルギャン公園。
別名チューリップ公園と呼ばれ、約280万本ものチューリップは見ごたえがあります。
エミルギャン公園はどんなところ?
ボスポラス海峡沿いの公園
イスタンブール新市街の北側、ボスポラス海峡沿いにあるエミルギャン公園。
入場は無料です。
公園と言っても、東京ディズニーランドほどの広さがあります。
敷地内に満開に咲くチューリップは圧巻で、トルコ国内でもツアーが組まれるほど。
池やカフェ、ピクニックエリア、子供が遊べるエリアなどもありますよ。
丘になっている公園でボスポラス海峡も見えます。
運がよければリスに出会えるかも!
エミルギャン公園の見どころ
絵画のようなチューリップが楽しめる
約190種、280万本ものチューリップが植えらています。
チューリップって近くで見ると意外と大きいんですよね。
ケタ外れの数のチューリップに、包まれている感覚になります。
見たことのないチューリップにも出会えるはず。
他にもさまざまな花も植えられています。
ただチューリップが並んでいるだけではなく、アート的要素が盛りだくさん。
白鳥の湖をモチーフするなど、巨大な絵画を見ているようにチューリップを楽しめます。
トルコ音楽やワークショップイベントも
チューリップフェスティバル期間中、エミルギャン公園では様々なイベントが行われています。
特設ステージでは、伝統的音楽からトルコポップスまで、幅広く楽しめまさにお祭り気分。
ガラス細工やイスラム書道のワークショップもしていて、トルコ文化体に触れられるのも嬉しいですね。
朝食が有名な「サル・キョシュク」
公園内には3つの邸宅があります。
中でもサル・キョシュク(イエローパヴィリオン)が有名。
元々はオスマン帝国時代の邸宅ですが、現在はレストランとして利用されています。
ここの人気メニューはカフヴァルトゥと呼ばれる朝食。朝から人で賑わっています。
邸宅前の斜面に植えられたチューリップは特にきれいですよ。
エミルギャン公園へのアクセス方法
バスならカバタシュからサルエル方面へ
バスで行くなら、トラムヴァイのカバタシュ駅からサルエル(Sarıyer)行きバス乗車し、エミルギャン(Emirgan)で下車。
2つ目の大きな橋を越えたあたりが目印です。
ボスポラス海峡沿いを通るので、景色も楽しめるルートです。よく渋滞する道なので、特に夕方は余裕を持って移動しましょう。
地下鉄で行くなら、M2のイスタンブール工科大学ーアヤザア駅(İtü-Ayazağa İstasyonu)が最寄り駅。
エミルギャン公園へは約3.5kmあるので、駅からはタクシーがおすすめです。
まとめ
のんびりチューリップ鑑賞できる癒しスポット
チューリップが美しいトルコの春は、観光におすすめの季節。
イスタンブールではどこでもチューリップを見られますが、本格的にチューリップ鑑賞したい方は断然エミルギャン公園がおすすめです。
イスタンブールの喧騒から一息つきたいときにも、のんびり過ごせる穴場スポットです。