オスマン帝国はここから始まった!古都ブルサのおすすめ定番観光スポット

スキー場としても有名なウル山の麓にあるブルサ。自然豊かな場所で、緑の町ブルサとも呼ばれています。トルコ第4の都市で近代的な街並みですが、市内には公園や緑が多く、落ち着いた雰囲気もあります。ブルサは、シルクロードの西端の町であり、オスマン帝国初期の首都でもあり、トルコの歴史上重要な都市でした。オスマン帝国初期のモスクや霊廟など、ブルサには見どころがたくさん。イスタンブルから日帰り観光も可能です。今回は、ブルサの定番観光スポットを紹介します。

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ブルサへのアクセス

イスタンブールからバスまたはフェリーで

イスタンブールからブルサへの主な交通手段は、バスかフェリーの2択。事前にバス会社やウェブ上で購入できますが、一日に何本も運行しているので、当日バスターミナルでの購入も可能。ブルサのバスターミナルから市内へは約10km。バス(38番)かタクシーで移動できます。バスを利用する場合は、交通ICカードのブルサカードの利用が便利。

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ブルサの歴史

オスマン帝国最初の首都

シルクロードの西端の町として有名なブルサ。絹や繭など商業の中心地として栄えました。現在もコザハンなどに、シルクロードの跡は色濃く残ります。ビザンツ帝国時代には、ブルサは温泉地としても知られていました。ユスティニアヌス帝はブルサに浴場や宮殿を建設しています。

1326年、当時セルジューク朝だったブルサをオスマン帝国が征服。1335年にはオスマン帝国最初の首都となり、ブルサは繁栄期を迎えます。エディルネへ遷都後も、行政の重要都市として栄えていました。2014年に、オスマン帝国発祥の地ブルサとして、オスマン帝国時代の街並みが残っているジュマルクズクとともに世界遺産に登録されています。

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ブルサ市内のおすすめ観光スポット

ウル・ジャーミィ

モスク内の泉に注目

ブルサを代表するセルジューク様式のモスク。注目すべきは、モスク内部にある泉。手や足を清めるため、モスクには必ず水場がありますが、通常はモスクの外にあります。ウル・ジャーミィの清めの泉はモスク内部にあり、そこでお祈り前のお清めをします。他では見られない光景ですよ。20個ものドーム型天井と柱に書かれた巨大カリグラフィー(イスラム書道)も必見。

名称:Ulu Camii/ウル・ジャーミィ
住所:Atatürk Caddesi Bursa Ulu Camii Heykel/Bursaicon-map-marker 
時間:5:30~19:00(礼拝時間を除く)
料金:無料(寄付形式)

イェシル・ジャーミィ

オスマン帝国初期の最高傑作

イェシルとはトルコ語で緑の意味。ブルサは緑豊かなことから、別名緑の街とも呼ばれています。そのブルサを象徴するモスクとも言える「イェシル・ジャーミィ」。その名の通り、内部の青みを帯びた緑色のタイルが特徴的です。オスマン帝国初期のモスク建築における最高傑作とも言われています。

名称:Yeşil Camii/イェシル・ジャーミィ
住所:16360Yıldırım, Yeşil Mh./Bursaicon-map-marker 
時間:5:30〜19:00(礼拝時間を除く)
料金:無料(寄付形式)

イェシル・テュルベ

ターコイズブルーが美しい

イェシル・ジャーミィの向かいに建つイェシル・テュルベ(緑の霊廟)。八角形でターコイズブルーの外観が特徴です。入口の装飾は目を見張る美しさ。中には、メフメット1世とその家族の棺が納められています。メフメット1世が亡くなる40日前に完成したイェシル・テュルベ。スルタンが亡くなる前に建てられた霊廟はココだけ。棺もターコイズブルーで統一され、棺とは思えない美しさです。

名称:yeşil türbe/イェシル・テュルベ
住所:Yeşil, 1. Yeşil Cd. 66-1, 16360 Yıldırım/Bursaicon-map-marker 
時間:7:00〜24:00
料金:無料(寄付形式)

コザハン

お土産におすすめ


出典:Adbar – Own work, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons

バザールの一角にあるコザハンは、シルクの専門店街です。かつてはキャラバンの隊商宿として使われていて、繭製品の売買所としても有名だった場所。歴史ある石造りの建物は趣があります。現在は、シルクだけではなく、コットンやカシミヤなど様々な布製品がそろっていますよ。

名称:Koza Han/コザハン
住所:Osmangazi, Uzunçarşı Cd., 16010 Osmangazi/Bursaicon-map-marker 

ブルサ郊外のおすすめ観光スポット

ジュマルクズク

オスマン帝国時代の街並み

ブルサから約10kmの場所にあるジュマルクズク。約700年前のオスマン帝国時代の古い街並みが見られる村。石畳の道と歴史ある木造家屋が特徴的です。ブルサとは打って変わってこじんまりとして、静かな村。2014年には、ブルサとともに世界遺産に登録されています。カフェやお土産屋もあるので、散策したりチャイを飲んだり、のんびりするのもいいですね。

ギョルヤズ

ウルバト湖の半島にある村

ヨーロッパの美しい村30選に選ばれたギョルヤズ村。ブルサからは約30km、ウルバト湖に突き出た半島にある村です。30分もあれば、村を一周できるほど。漁業とオリーブ栽培が盛んです。湖畔から漁船に乗って島観光ができますよ。ウルバト湖では、多くの野鳥が生息しているため、バードウォッチングもおすすめ。

まとめ

癒しスポットがたくさん

大きな都市ではありますが、緑が多くどこかほっとする雰囲気のブルサ。泉の音が流れるウル・ジャーミィやターコイズブルーが美しいイェシル・テュルベなど、観光名所も癒しスポットです。シルクロードやオスマン帝国の面影を残したブルサでのんびり観光してみてはいかがでしょうか。

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