イスタンブールの穴場スポット!アジアサイドのおすすめ観光地8選

イスタンブールの観光スポットは、ヨーロッパ側に集中しているため、アジア側にはあまり馴染みがないかもしれません。
しかし、アジア側にもおすすめスポットが多くあります。
イスタンブール一の絶景を観たりカフェ巡りをしたりなど、十分満喫できるエリアです。
今回はアジア側のおすすめ観光スポットをご紹介。
イスタンブールでの滞在時間がたっぷりある方や2回目のトルコ旅行の方必見ですよ。
定番観光地とは異なるイスタンブールの魅力を見つけてみてくださいね。

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イスタンブール アジアサイドってどんなところ?

観光だけではなくグルメやショッピングも楽しめる

アジア側の観光スポットは海岸側に集中しています。
海岸沿いからはボスポラス海峡やヨーロッパ側の街並みを大パノラマで見られます。

繁華街はウスキュダルとカドゥキョイエリア。
観光地よりもリーズナブルで、かつ美味しいものが揃っています。
その他、オスマン帝国時代の離宮や有名建築家スィナンが手掛けたモスクなど歴史的なスポットもいくつかあります。
旧市街や新市街からはヴァプル(連絡船)または、マルマライ(近郊列車)でアクセスできますよ。

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イスタンブール アジアサイドおすすめ観光スポット

ウスキュダルエリア

トルコ式の木造家屋が残る


出典:Flickr photo by Harold Litwiler

アジアサイドの玄関口。旧市街のスィルケジ駅からマルマライに乗って、1駅でウスキュダル駅に到着します。
また、エミノニュ、ベシュクタシュ、カラキョイなどヨーロッパ側各地からもヴァプルが出ています。

桟橋近くは新鮮な魚、肉、野菜の市場で活気づくエリア。
この辺りのシーフードレストランは安くて絶品。
路地に入ると、オスマン帝国時代の木造家屋があり、異国情緒たっぷりの景色が広がります。
海沿いの遊歩道からの景色は抜群で、アジア側から見るアヤソフィアやトプカプ宮殿などもおすすめですよ。

カドゥキョイエリア

桟橋近くのエリア

レストランや市場で賑わう

ウスキュダル同様に交通の起点となるカドゥキョイ。
ヴァプルで桟橋に近づくと、まず目に飛び込んでくるのはハイダルパシャ駅。
100年以上の歴史を持つ、ドイツ様式の駅舎です。

桟橋から路地に入ると、レストランやカフェ、市場などが軒を連ねています。
おしゃれなお店もたくさんあり、夜になると平日でも若者で賑わいますよ。
有名スイーツ店もたくさんあります。
シェケルジ・ジャフェル・エロルは知る人ぞ知る老舗スイーツショップ。
エタ・バルというはちみつショップでは、たっぷりはちみつがかかった絶品ヨーグルトが食べられます。

モダ地区

おしゃれなカフェがたくさん

カドゥキョイの南にあるモダ地区はカフェ激戦区。おしゃれな雰囲気のお店が並んでいます。
手作りのチーズケーキやパンケーキが美味しいカフェもあり、女子旅には特におすすめエリア。
いつも行列ができるアリウスタというアイスクリーム屋は、現地で人気のお店。
トルココーヒーは世界遺産に登録されていますが、トルコのカフェ文化は何百年前からも続き歴史が深いんです。
昔も今もトルコ人はカフェが大好き。時間があれば、ぜひカフェで一息ついてみてくださいね。

ベイレルベイ宮殿

スルタンの夏の離宮として使われた宮殿


出典:Alexxx1979 – Own work, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons

オスマン帝国後期、スルタンの夏の離宮として使われていた宮殿。
元々、ビザンツ帝国時代の庭園でしたが、1865年にスルタンのアブドゥウルアジズの命で建造されました。
オスマン帝国後期によく見られる、バロック式とオスマン式を合わせた様式。
豪華絢爛な内装はドルマバフチェ宮殿を思い起こさせます。
大きなシャンデリアや天井の繊細な装飾は息をのむ美しさ。
迎賓館としても使用され、海外からの賓客も滞在したそうです。
ヨーロッパ側と比べ観光客が少ないので、ゆっくり見学できるのも嬉しいですね。

乙女の塔

悲しい伝説が残る塔

ウスキュダルの海外から、200mほど離れた小島に立つ塔。
かつては、灯台や検疫所、監視塔などとして使用されていました。
現在は、レストランや展望台に改装され、人気の観光スポットになっています。
ウスキュダルのサラジャック桟橋、またはカバタシュからも船が出ていますよ。
乙女の塔には、トルコ人なら誰もが知っている伝説が残っています。

ある日、王様は、占い師から「王様の娘は、18歳の誕生日に蛇にかまれ命を落とすでしょう」と告げられます。
王様は、占い師の言葉を信じ、王女を守るため乙女の塔に閉じ込めました。
王女の18歳の誕生日を迎えたとき、王様は籠いっぱいの果物を王女に届けました。と
ころが、その籠の中に蛇が潜んでいて、王女は蛇に噛まれ死んでしまいました。

という切ないお話。もちろん乙女の塔観光はおすすめですが、アジア側の海岸線から、ボスポラス海峡越しに眺めるだけでも十分満喫できますよ。

ミフリマ・スルタン・ジャミィ

有名建築家ミマール・スィナンが設計


出典:Yahia.Mokhtar – Own work, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons

オスマン帝国のスュレイマン大帝が、娘のミフリマ・スルタンのために造らせたモスクです。
トルコの歴史的建築家ミマール・スィナンが設計したモスクとしても有名です。
スィナンは、ミフリマ・スルタンに恋をしていたという説もあるとか。
内装は、王女を思わせるような、可愛らしく華やかな色合いが特徴。
明るい日差しが入り込む、美しいステンドガラスも必見です。
ミフリマ・スルタン・ジャミィは、イスタンブールの旧市街にももう一つあります。
2つを見比べてみるのもいいですね。

クズグンジュク

古き良き街並みを楽しむ


出典:İhsan Deniz Kılıçoğlu – Own work, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons

ウスキュダルの北に位置するクズグンジュクは、かつてユダヤ人やアルメニア人が暮らしたエリア。
アルメニア教会やシナゴーグが、現在も残っていますよ。
緑が多く、トルコ式の木造家屋やカラフルな建物が立ち並びます。
こぢんまりとおしゃれな建物がたくさん。
昔ながらの建物を改装したカフェやアートギャラリーなどもちらほらと見かけます。
観光客はいないので、ゆっくり静かな街並みを楽しみたい方におすすめです。

チャムルジャの丘

イスタンブールで一番の絶景スポット


出典:Flickr photo by Saja B.S

イスタンブールで、最も標高が高い場所にある丘です。
地元の人も訪れる絶景スポット。
ビル街やモスク、ボスポラス海峡など360度イスタンブールを楽しめますよ。
丘の上は公園になっています。
カフェやレストランもあるので、のんびり滞在できますね。
2019年に完成したばかりの巨大モスクも見応えあり。
白と青を基調としていて、洗練された内装が美しいです。
メトロ5線のクスクル(Kısıklı)駅から、約徒歩15分。坂道ばかりなので、歩きやすい格好で行きましょう。

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まとめ

よりリアルなイスタンブールを体験できる

アジア側は、ヨーロッパ側と比べて観光客が少なく、のんびりと観光できるエリアです。
ウスキュダルやカドゥキョイの市場では、よりリアルなイスタンブールを体験できますよ。
現地の暮らしを垣間見るのも旅行の醍醐味ですよね。
昼だけではなく、夜のアジアサイドもおすすめ。
カドゥキョイの賑やかな街中で、ワインやトルコビールを楽しむのもいいですね。
チャムルジャの丘からの夜景も絶景です。
イスタンブールに行ったら、ぜひアジア側にも足を運んでみてくださいね。

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