イスタンブールのランドマーク「ガラタ塔」とは?

ガラタ塔はイスタンブール新市街の定番観光地で、長蛇の列ができるほどの人気スポットです。
その歴史は14世紀まで遡り、これまで監視塔や天文台などとして使われてきました。
現在はエレベーターで上階まで上がることができ、9階テラスからはイスタンブールを一望できます。

今回は、イスタンブール新市街に行くなら必ず立ち寄りたい、ガラタ塔の見どころや周辺のおすすめスポットについて紹介します。

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ガラタ塔とは

イスタンブールのランドマーク

ガラタ塔は旧市街と新市街を結ぶガラタ橋を渡って、カラキョイ地区の近くにあります。
イスタンブールのランドマーク的存在で、丘の上に建つ高さ67mものとんがり屋根の塔は、離れた場所からも一際目立ちます。

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ガラタ塔の歴史

ジェノバ人によって建てられた塔

元々、ガラタ塔がある場所には6世紀に建てられた灯台がありましたが、十字軍によって破壊されてしまいます。
現在のガラタ塔は14世紀にジェノバ人によって建てられたもの。
ガラタ塔周辺は異邦人が住むエリアで、特にジェノバ人が権力を握っていました。
対岸(旧市街)のビザンツ帝国と対峙していたため、当時は港の監視塔としての役割を果たしていました。
その後、ガラタ塔周辺もオスマン帝国の領土となり、収容所や天文台など様々な用途で利用されます。

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ガラタ塔の見どころ

イスタンブールを一望できる


出典:By Bjørn Christian Tørrissen, CC BY-SA 3.0 via Wikimedia Commons

ガラタ塔最上階の9階には展望テラスがあり、そこから360度イスタンブール市内を一望できます。
遮るものがない大パノラマの景色は圧巻。
しかし、テラスは混雑していて通路も狭いので気を付けましょう。
以前は9階にカフェやレストランがありましたが、2020年の改装後は営業していません。

また、周辺から見るガラタ塔もおすすめ。
路地の隙間から覗く巨大な塔はなかなかの迫力があります。

周辺のおすすめスポット

路地には穴場スポットが点在

狭い路地で入り組んだ道にあるガラタ塔ですが、その周辺散策もおすすめ。
ディープなイスタンブールが楽しめます。 ガラタ塔周辺の観光スポットをいくつか紹介します。

カマンドの階段・・・カラキョイからガラタ塔への途中にある、くねくねとした印象的な階段。ユダヤ人資産家のカマンド氏が、社員や孫のため、坂の多いこの地区の近道として作らせたものです。

ジハンギル通り・・・おしゃれなレストランやカフェが点在するエリア。アーティストも多く、開放的な雰囲気。

チュクルジュマ通り・・・昔ながらのアンティークショップが集まるエリア。雑多な店先はぶらぶら歩くだけでも楽しめます。

カラキョイ・ギュルオール・・・老舗バクラヴァ専門店。銀座にも支店を持つ人気店で、いつも観光客で賑わっています。ガラタ塔から徒歩10分ほど。

イスタンブール現代美術館・・・ガラタ塔から徒歩10分ほど。イスタンブールでモダンアートに触れられるおしゃれな美術館。

ガラタ塔の基本情報

入場する場合は時間に余裕を持って

名称:ガラタ塔(Galata Kulesi)
開館時間:8:30~23:00(最終入場 22:00)
住所:Bereketzade, Galata Kulesi, 34421 Beyoğlu/İstanbul
入場料:350トルコリラ(2023年6月時点)
最寄り駅:カラキョイ駅(トラムヴァイ)約10分
シシハーネ駅(メトロ)約5分
※特に昼頃から午後は入場まで時間がかかることがあります。
※坂や石畳が多いので、歩きやすい格好がおすすめです。

まとめ

流行の発信地でもある新市街は現地の人も集まるエリアで、旧市街とは違った雰囲気が楽しめます。
特にガラタ塔周辺はディープなイスタンブールを発見できるはず。
ぜひチェックしてみてくださいね。

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