アンタルヤは、地中海に位置するトルコ最大のリゾート地です。ビーチだけではなく、街歩きや遺跡巡り、アクティビティまで楽しめる絶好の観光スポット。ヨーロッパ有数のサッカーキャンプ地としても知られ、毎年国内外から数多くのクラブチームが訪れる場所でもあります。今年(2019年)は湘南ベルマーレもアンタルヤでキャンプを行いました。年間通して温暖な地域で、ターコイズブルーの地中海はリゾート気分をさらに上げてくれます。今回は、初めてのアンタルヤで知っておきたい基本情報やおすすめ観光スポットをご紹介します。
目次
アンタルヤ基本情報
外国人観光客で賑わうリゾート地
アンタルヤは、トルコで訪問者数第2位の都市。日本ではあまり知られていないエリアですが、特にロシアやヨーロッパの観光客で賑わうトルコ最大のリゾート地です。年間300日は晴天に恵まれ、ゴルフやマリンスポーツが楽しめるエリアでもあります。少し内陸に行くとトロス山脈があり、冬にはスキーも楽しめますよ。アンタルヤの起源は起源前にまで遡り、リゾート地でありながらも、ローマ帝国やセルジューク朝時代などの遺跡を見られるのもアンタルヤならでは。きれいなビーチに与えられる「ブルーフラッグ」認証は、アンタルヤでは200を超え、その数トルコで一番多いです。
アンタルヤの気温とおすすめシーズン
初夏と秋がおすすめ
5月〜11月頃がアンタルヤのシーズン。7、8月は40度前後まで気温が上がることもあり、日中は出歩くのも大変な日も。紫外線がかなり強いエリアなので、帽子やサングラスは必須です。私が11月上旬にアンタルヤに行ったときは、気温は27度。外国人観光客は海で泳いでいました。さすがに11月の海は冷たいですが。海だけではなく、観光や街歩きも含めアンタルヤを楽しみたい方は、真夏を避けたほうが観光しやすいです。
アンタルヤへの行き方
イスタンブルから飛行機で1時間半
日本から直行便があるイスタンブルからアンタルヤは、飛行機で1時間半。日本からの乗継アクセスも良好。一番乗継時間が短い便だと、夜21時半頃成田を出発して、翌朝7時過ぎにアンタルヤに着けるフライトがありますよ。イスタンブルからは、ペガサス航空やオヌル航空などのLCCも就航。外国人観光客が多く訪れる場所なので、ロシアやヨーロッパからの国際便の乗り入れもしています。ターキッシュエアラインズ以外に、カタール航空(ドーハ乗継)やアエロフロート(モスクワ乗継)でも、アンタルヤへ行くことができますよ。日本からイスタンブル乗継でそのままアンタルヤに入る場合、荷物は国際線扱いになりますので気を付けましょう。
アンタルヤ空港から市内への行き方
バスや路面電車で
アンタルヤの空港は、市中心部から約5km東にあります。アンタルヤ空港から市内中心部のカレイチまでは、800番バスで30分ほど。2016年には、路面電車「ANTRAY(アントライ)」が空港まで伸び、アントライでも市内中心部まで行けるようになりました。カレイチ近くの「İSMETPAŞA(イスメットパシャ)」駅までは約30分。アントライに乗るには、アンタルヤカード(ICカード)が必要で、アントライの駅で購入ができます。
アンタルヤのおすすめ宿泊エリア
プチホテルからラグジュアリーホテルまで
おすすめ宿泊エリアは、ララビーチ、コンヤアルトゥビーチ、カレイチの3箇所。デラックスやラグジュアリーホテルでホテル滞在をゆっくり楽しみたい方は、ララビーチやコンヤアルトゥビーチでの宿泊がおすすめです。オールインクルーシブ(3食付き)のホテルが多いので、ホテル内だけでも十分楽しめます。ウォーターパークを併設したホテルもあるので、ファミリー向けにもおすすめですね。街歩きを楽しみたい方は、カレイチが便利。カレイチはこじんまりとしたプチホテルが多く、かわいらしい雰囲気で女性に人気です。カレイチ内にはカフェやレストラン、お土産屋がいたるところにあるので、散策には最適ですよ。
アンタルヤのおすすめ観光スポット
海水浴ならコンヤアルトゥビーチかララビーチ
海水浴を楽しむなら、コンヤアルトゥビーチかララビーチへ。どちらも市内中心部カレイチ近くのバス停から約30分です。弧を描くとにかく長いビーチ。少し遠くを見ると美しい山々が見えて、ものすごい解放感を得られます。海の家のような場所は少ないので、真夏に行く場合は特に万全の準備で行きましょう。アンタルヤ湾からのボートツアーもおすすめ。ターコイズブルーの海の上でランチも楽しめます。途中、シュノーケリングもできますよ。アンタルヤ近郊のビーチリゾート「ケメル」行きフェリーも、アンタルヤ湾のヨットハーバーから出ています。
カレイチを中心に街歩き
街歩きの中心地となるのは「カレイチ」。トルコ語で城内を意味し、その名の通り城壁に囲まれた旧市街です。歴史がありながらも、可愛らしい街並みが印象的。カレイチ入り口にあるローマ時代の「ハドリアヌス門」やセルジューク朝時代の「イヴリ・ミナーレ」の観光スポットは押さえておきたいですね。石畳の迷路のような路地には、土産店やカフェ、レストランがたくさん。かわいい雑貨に思わず時間も忘れてしまいます。ショッピングをした後は、チャイでひと息ついてみてはいかがでしょうか。
まとめ
ビーチも観光も楽しめる
アンタルヤは、ビーチも観光も満喫したい方におすすめ。トルコは遺跡巡りメインのツアーがほとんどですが、最近ではアンタルヤなどビーチエリアを盛り込んだツアーも出てきていますよ。トルコの観光名所はもう回ったよという方、ちょっと違ったトルコを見たい方、ビーチが好きな方、地中海の魅力あふれるアンタルヤに一度訪れてみてはいかかがでしょうか。