イズミルはトルコで3番目に大きな都市。エーゲ海に面しているだけあって、イズミル県には人気のビーチやリゾート地がたくさん。夏はリゾート客でにぎわう人気都市です。イズミルは、どことなく内陸よりも開放的で自由なイメージ。イズミル・ギュゼリ(イズミル美人)という言葉があるほど、美人さんが多い街としても有名ですよ。今回は、エーゲ海の大都市イズミルの基本情報からおすすめの観光名所までをお届けします。
目次
イズミルの場所
エーゲ海観光起点の都市
イスタンブルから飛行機で約1時間。イズミルには、エーゲ海の起点となる国際空港があります。多数の遺跡とリゾート地があり、トルコ観光には外せないエリア。また、トルコ第一号のチッタスロー(スローシティ)に登録されたセフェリヒサルがあるのもここイズミル。遺跡巡りやリゾートなど満喫できること間違いなしです。
イズミルの治安
おだやかな街が多い
トルコ西部のエーゲ海エリアは、おだやかな街が多く、治安の問題はほとんどありません。女性の一人旅も見かけますよ。しかしスリや夜の一人歩きなど、基本的注意点には気を付けましょう。トルコでは、道に迷ったら、とりあえず人に聞くという習慣があります。わからないことがあったら気軽に近くのトルコ人に聞いてみましょう。
イズミルの気候とおすすめシーズン
1年を通して観光が可能
年中観光が可能なエリアですが海水浴を楽しみたい方は、6~10月頃がおすすめ。夏は日差しが強いため、サングラスや帽子は必須です。特にリゾート地は、バカンスで訪れるヨーロッパ客で混雑するため、早めに宿をおさえておきたいですね。
イズミルの観光名所
アサンソル
100年以上使われているエレベーター
出典:Yılmaz Uğurlu (metoikos_) from İzmir, Turkey, CC BY-SA 2.0, via Wikimedia Commons
アサンソルとはトルコ語で「エレベーター」です。実はイズミル、坂が多い街。海から街を眺めると、斜面にぎっしり家が建っているのがよくわかります。急な坂道を楽に行き来するため造られたアサンソル。100年以上もの間、地元の人に利用されてきました。当初は蒸気機関で動いていたそう。アサンソル最上部はイズミルを一望できる絶景スポットですよ。人気カフェもあるので、ゆっくりイズミルの街を堪能することができます。
ケメルアルトゥ
安くお土産物を買える
出典:HALUK COMERTEL, CC BY 3.0, via Wikimedia Commons
イズミル有数のバザール。イスタンブルの観光地グランドバザールと比べると規模は小さいですが、安く買い物ができますよ。トルコ石のアクセサリーやトルコの魔除けナザールボンジュなど、値段交渉をしながら、お土産を選んでみてくださいね。
ジュムフリエット広場
街の中心地
街の中心部にあるジュムフリエット広場。馬に乗り、海を見据えるアタテュルク像が存在感を放ちます。周辺にはおしゃれなレストランがカフェが立ち並ぶ、現地の若者が集まるスポットがあります。エーゲ海ビューのオープンカフェで、のんびりしてみてはいかがですか。
カディフェカレ城塞
地元の人が集まる公園
出典:Mr. E. Unlu, CC BY 3.0, via Wikimedia Commons
街の高台にある見晴らしのいい城塞跡。アレキサンダー大王が、ペルシアからの侵攻を防ぐため造らせた城塞ですが、現在見ることができる遺跡はビザンツ時代のもの。現在城壁内は公園になっています。週末には地元の人が集まり、のんびりとした空間が広がります。
コナック広場
ランドマークの時計塔が必見
イズミルのランドマーク的存在の時計塔がある広場。海岸沿いにあり、イズミルの開放的な雰囲気を味わえる場所です。観光客だけではなく、地元の人たちにとっても散歩をしたりお茶をしたりと憩いの場となっています。
イズミル考古学博物館
ランナーの銅像に注目
コナック広場から少し南へ行ったところにある博物館。エフェスやボドルム周辺で発掘されたものが展示されていて、中でもランナーの銅像が美しくて有名です。民族博物館が隣接し、そこでは伝統衣装などを見ることができますよ。
まとめ
エーゲ海の開放的な雰囲気を味わえる都市
都会的で人も多いイズミルですが、アサンソルや城塞跡などイズミルの歴史に触れられるスポットも点在。開放的でおしゃれなオープンカフェがエーゲ海沿いや街中にたくさんあるので、観光の合間にのんびりひと息つくこともできますよ。イスタンブルやアンカラなど他の大都市とはまた違った顔を持つイズミルを、ぜひ楽しんでみてくださいね。