イスタンブール新市街「ドルマバフチェ宮殿」の見どころやチケット入手方法を紹介


ドルマバフチェ宮殿はイスタンブール新市街にあり、ボスポラス海峡沿いに建つ宮殿です。
オスマン帝国末期に建てられた宮殿で、ヨーロッパスタイルを取り入れた豪華絢爛な内装です。

トルコ建国の父アタテュルクはこの宮殿の私室で亡くなりました。
その部屋の時計は亡くなった時刻で止まったまま。私室や執務室など、アタテュルクゆかりの部屋も見学ができます。

この記事では、イスタンブール新市街の定番おすすめ観光スポットのドルマバフチェ宮殿について解説します。

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ドルマバフチェ宮殿とは

バロック様式とオスマン様式を合わせた豪華な宮殿


ドルマバフチェ宮殿はオスマン帝国末期に王宮として建てられました。
現在は迎賓館として使用されているほか、博物館として一般客も入ることができます。
全長250m、285室もの部屋からなり、バロック様式とオスマン様式を合わせた豪華な宮殿。
大きな広間を挟んで、ほぼ左右対称に女人禁制の「セラムルック」と男子禁制の「ハレム」に別れています。
庭園からは美しいボスポラス海峡の景色が広がり、庭の散策もおすすめです。

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ドルマバフチェ宮殿の歴史

オスマン帝国末期に建てられた宮殿


「ドルマバフチェ」とは埋め立ての庭という意味で、元々は船舶が行き来する港がありました。
埋め立て地となったのは17世紀頃。はじめに皇帝の庭園が造られ、その後庭園内にベシクタシュ海岸宮殿が建てられました。
ベシクタシュ海岸宮殿の老朽化が進んだことにより、代わりにドルマバフチェ宮殿が1856年に建てられます。

アブドゥルメジト1世の治世に建てられたこの宮殿は、オスマン帝国滅亡するまでトプカプ宮殿に代わって王宮として利用されました。

トルコ建国の父アタテュルクが亡くなった場所


1923年トルコ共和国建国後は、初代大統領ムスタファ・ケマル・アタテュルクの官邸として使用。
首都はアンカラですが、イスタンブールに来た際に滞在していたのがこの宮殿です。
アタテュルクは長い闘病生活の末、1938年11月10日にドルマバフチェ宮殿の私室で亡くなりました。
その部屋の時計は亡くなった時刻の9時5分で止まったまま。毎年命日の9時5分には、全国民がドルマバフチェ宮殿に向け、黙とうを捧げています。

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ドルマバフチェ宮殿のみどころ

クリスタルの階段


セラムルックの中央にあるメイン階段。てすりの支柱はすべてクリスタルで豪華なつくりです。
真っ赤な絨毯や約2.5トンの大きなシャンデリアにも目を引きます。

アタテュルクが亡くなった部屋


トルコ建国の父として名を残したアタテュルクが亡くなった部屋。
執務室と隣接する部屋で、ベッドにはトルコ国旗が掲げられています。
亡くなった時刻で止まったままの時計もこの部屋で見学できます。

儀式の間


英国のヴィクトリア女王から贈られたバカラ製のシャンデリアが飾られています。
4.5トンのシャンデリアは世界最大級。それだけではなく、壁や天井、床の絨毯まですべてが豪華。
どこに目をやっても煌びやか、圧倒される広間です。

時計塔


宮殿入口手前にある高さ27mのひと際目立つ時計塔。
1895年にアブドゥルハミド2世によって建てられたもので、現在も時刻通りに動いています。
整然としていながらも細部の彫刻が美しく必見です。

宮殿を囲む庭


宮殿外には広く美しい庭園が広がっていて、こちらは見学自由。ボスポラス海峡を間近で見ることもできますよ。
船着き場として使われていた門越しのボスポラス海峡はおすすめのビュースポットです。

ドルマバフチェ宮殿へのアクセス

カバタシュ駅から徒歩10分ほど


トラムヴァイのカバタシュ駅からボスポラス海峡に沿って北へ10分ほどで到着します。
カタバタシュとベシクタシュのフェリー乗り場からも歩いて約10分です。
また、タクスィム広場からは歩いて20分ほどアクセス可能。

ドルマバフチェ宮殿のチケット入手方法

敷地内チケット売り場で購入可能


ドルマバフチェ敷地内のチケット売り場で購入可能。
1日の入場人数が決められているため、必ずしもチケットを入手できるとは限りませんのでご注意ください。

旅行会社等のオプショナルツアーで予約も可能。
移動が不安な方や他の観光スポットと合わせて効率的に回りたい方にもおすすめです。

ドルマバフチェ宮殿 (観光情報) (観光情報) | トルコ観光 VELTRA(ベルトラ)
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ドルマバフチェ宮殿の基本情報

宮殿内は写真撮影禁止

名称:ドルマバフチェ宮殿(Dolmabahçe Sarayı)
開館時間:9:00~18:00(毎週月曜、1月1日、宗教祭日初日は休み)
入場料:450トルコリラ(2023年5月時点)
※ミュージアムパスは使用不可
※最新の入場料はこちらから
所要時間:約2時間
注意事項:宮殿内での写真撮影は禁止

まとめ


イスタンブールの観光地は旧市街に集中していますが、新市街にも見どころがいくつもあります。
中でもドルマバフチェ宮殿は見応えがあり、おすすめの観光スポット。
新市街に行く方はぜひ足を運んでみてくださいね。

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