トルコ・シリア大地震支援『海難1890』チャリティー上映会をイオンシネマで開催


トルコ・日本の友好125周年を記念して製作された『海難1890』が、チャリティー上映会として全国のイオンシネマ25劇場で公開されます。
期間は2023年3月10日から23日まで。
鑑賞料金はトルコ震災支援として、駐日トルコ共和国大使館を通じて全額寄付されます。

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『海難1890』とは

2015年に公開されたトルコ・日本の合作映画


『海難1890』はトルコ・日本の友好125周年を記念して2015年に公開された映画です。
エルトゥールル号遭難事件(1890年)とイラン・イラク戦争時に起きたテヘランでの日本人救出(1985年)を題材に作られました。
この2つの実話はトルコ・日本の友好の原点とも言える出来事です。
映画中のエルトゥールル号遭難事件編は、実際に事件が起きた和歌山県串本町で撮影されています。

本作は第39回日本アカデミー賞10部門で受賞しています。

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『海難1890』チャリティー上映会の詳細

上映期間

① 2023年3月10日(金)~3月16日(木)
➁ 2023年3月17日(金)、20日(月)、22日(水)、23日(木)

上映劇場

➀ 2023年3月10日(金)~3月16日(木)

北海道江別
宮城県名取
群馬県高崎
茨城県守谷
埼玉県浦和美園
東京都板橋、むさし村山、日の出
千葉県幕張新都心
神奈川県新百合ヶ丘、座間
新潟県新潟西
石川県白山
愛知県名古屋茶屋
京都府京都桂川
大阪府茨木
和歌山県和歌山
岡山県岡山
広島県広島
福岡県福岡

➁ 2023年3月17日(金)、20日(月)、22日(水)、23日(木)

福島県福島
埼玉県羽生
愛知県常滑
三重県津南、東員

鑑賞料金

1,100円
全額、駐日トルコ共和国大使館を通じて寄付されます。

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エルトゥールル号遭難事件とは

オスマン帝国の軍艦が和歌山県沖で沈没


出典:ほっきー – Own work, CC BY-SA 4.0 via commons.wikimedia

1890年(明治23年)9月16日にオスマン帝国の軍艦「エルトゥールル号」が、現在の和歌山県串本町沖で座礁し沈没した事件。
1887年、小松宮彰仁殿がオスマン帝国を訪問し、当時の皇帝に謁見します。
その返礼と平等条約締結の促進として、1889年7月に650名に及ぶオスマン帝国の使節団が日本に派遣。
1890年6月に横浜港に到着し、明治天皇に謁見しました。

同年9月の帰路、和歌山県串本町大島樫野崎沖を航海中、台風に遭遇し座礁。エルトゥールル号は沈没し、乗組員587名が死亡する大惨事となりました。
そんな中、大島付近の住民が懸命な救助を行い、69名の命が助かりました。
その後、日本海軍の軍艦によって無事トルコへ帰国することができました。
大変痛ましい事件ですが、両国友好のきっかけとも言われています。

テヘランでの日本人救出事件とは

窮地の日本人たちをトルコ航空機が救出

1985年イラン・イラク戦争中の出来事です。イラクのフセイン大統領が「今から48時間後、イランの上空の飛行機を無差別に攻撃する」と宣言。
当時イランにいた日本人は、イランから脱出しようとしますがどの航空機も満席。
各国が救援機を出す中、日本から救援機が来ることはありませんでした。
日本人が窮地に陥る中、手を差し伸べてくれたのがトルコでした。
トルコ政府によりトルコ航空2機が派遣され、日本人215名を救出してくれたのです。
タイムリミットまであと1時間というぎりぎりでの出来事でした。

当時イランにはトルコ人も多く住んでいましたが、救援機に乗れなかったトルコ人は陸路で脱出。
自国民の危険を顧みず、日本人を助けてくれたことに対し、トルコ政府はエルトゥールル号の恩返しだと語っています。

まとめ

本映画は両国友好の歴史を知るにはうってつけの映画です。
ストーリーも感動的でハンカチ必須。ぜひチェックしてみてくださいね。

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