トルコに行くと一度は目にする青い目玉のモチーフ。これはナザールボンチュウ(Nazar boncuğu)という、魔除けやお守りにあたるものです。
ガラス玉だけではなく、雑貨やアクセサリーやなどあらゆるものにナザールボンジュウ柄があり、ばらまき土産や自分用にもおすすめ。
今回は、ナザールボンジュウとは何か、どこで買えるのかについて紹介します。
目次
ナザールボンジュウとは?
青い目玉の邪視除け
ナザールボンジュウは青い目玉の形をした、定番トルコ土産の一つ。
ナザールとは「災いの目」「邪視」、ボンジュウとは「ビーズ」という意味です。
ナザールボンジュウは嫉妬や羨望などの邪視を払いのけるものとして信じられています。
トルコ人にとっては単なる飾りではなく、世代を超えて信じられてきたお守りのようなものなのです。
ちなみにトルコではナザールボンジュウが割れたりヒビが入ったりすると、「ナザールボンジュウが自分の身代わりとなってくれた」という見方をします。
ナザールボンジュウだけではなく、コップや鏡が割れたりしても、それらが災いを受けてくれた、とポジティブに考えるのです。
ナザールボンジュウはどのように生まれた?
ガラス工芸の発展とともに
ナザールボンジュウの歴史は古く、紀元前のシャーマニズムにまで遡ります。
メソポタミア最古の都市でナザールボンジュウが発見されていますが、その形は幾何学模様で、現在の形とは全く異なるそうです。
青い目玉の原形ができたのは近代以降のこと。
エーゲ海のイズミル地域でガラス工芸が発展したことによって、青い目玉のナザールボンジュウが生まれたとされています。
ナザールボンジュウはどこで買える?
市場やお土産屋で
観光地のお土産屋や市場に行けば必ずナザールボンジュウが手に入ります。
イスタンブール観光ではグランドバザールやエジプシャンバザールに行く人も多いと思いますが、そこでも多くの店舗でナザールボンジュウを扱っていますよ。
ミニポーチやアクセサリー、キーホルダーなどお土産にぴったりなものが見つかるはず。
まとめ
ナザールボンジュウはお土産用にも自分用にもおすすめ。
観光地であればいたるお店で売っているので、お気に入りのナザールボンジュウを見つけてみてくださいね。